いなせなデイサービスは平成28年4月まで「地域密着型通所介護」として運営してきました。
それは認知症であってもなくても利用できるようにしようと考えていたからです。
ご存知のように、「認知症対応型」の指定を受けたデイサービスを利用するためには「認知症」の診断が必要になります。しかし、初期認知症とみられる方々の多くが、「認知症」の診断を医師から受けていないことがあるのです。
認知症の症状が重篤化するかしないかの分かれ道に認知症の初期の方はあります。
いなせなデイサービスは人員配置基準の3倍の人数を配置し、専門的な介護と様々な機能訓練を通じて、認知症の重篤化を防ぐこといできました。
つまり、最後まで自分のことが自分でできるようにとの願いからです。
認知症の診断を受けていないという理由で、いなせなデイサービスを利用できなくなるのは残念で仕方ないから、「認知症対応型」の指定を受けてきませんでした。
しかし、平成27年の介護報酬の改定により、8%の減収となってしまい、今までのような人員配置を行うことが難しくなってしまいました。
今まで同様、私たちの目指す介護がこの先も提供できるようにどうしたらいいかを考えました。
そこで、認知症対応型通所介護に変更することにより、介護報酬の改定分を得ることができ、その収益分で人員配置を以前同様多く配置することができます。利用者12人に対し職員5人と多く配置することが可能となります。
その配置した職員にてより手厚い介護が提供できることをお約束いたします。
ご利用者の皆様には費用負担を強いることとなりますが、なにとぞご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
認知症になっても地域で暮らし続けられるように支えていけるデイサービスを目指しています。